Healing
ヒーリングの目的
人間が創り出す様々な問題は、
私たちの想像以上に、想念(顕在意識)の影響が大きいかと思います。
更にその想念は、無意識(潜在意識)の影響下にあり、
この意識が引き金となって多くの問題を引き起こしているといえるでしょう。
この潜在意識が引き起こす不調和な波動は、
我々の気づきや魂の成長のチャンスですので、
ただ不運と嘆いて受け入れたり、
我慢して時が過ぎるのを待つような姿勢は、
相応しくありません。
ヒーリングの真の目的は、
自身が直面している表面的な問題の解決だけにとどまらず、
根本的な原因の波動を整えて、
自分自身が自然の摂理に合った生き方をするように、
変革を促すことにあります。
ヒーリングの現状
日本におけるヒーリングは、一部の限られた世界にしか広まっておらず、
医療現場に取り入れられることは数少ないのが現状です。
逆に欧米諸国では、ヒーリングに保険が適用されたり、
実際に代替医療として現場でヒーリングを施す看護師も存在します。
一方、日本の医療に携わる人たちの多くは、
「魂なんて存在しない」と公然とテレビで語り、
医学で説明のつかない治療を目の当たりにすると、
気の持ちようだとかフラシーボ効果として片づけてしまう姿勢も、
よりヒーリングが受け入れられにくい社会を作り出しているかと思います。
ですが、もともと日本という国は、
あらゆるところに神々が宿る「八百万の神」が司る国であり、
見えない世界に対する畏敬の念を、ごく自然に持ち合わせている土壌があります。
また、真言密教などの世界には、ヒーリングともいえる術が多く存在しています。
これからますます高齢者社会の医療費問題を抱える日本において、
ヒーリングは多くの可能性を秘めているかと思います。